その発想はなかった! 新しいひきこもリア充
断言。2009年は「ひきこもリア充」の年。
もはやこの閉塞した日本を救えるのは「ひきこもリア充」だけ。こんなブログをみてる、ひきこもりのあなただけ。
実際さ、ネットと本があればリアルで充実じゃん。「それはネット充」じゃなくて、ネットを使ってるリアルとしての君の人生が充実したものになってるんだろ?
〜木毎田餅夫
我々の世代は、親の世代のように金を使う娯楽をしない。主としてネットの発達のおかげで、インドアで楽しく遊ぶことができて、ひきこもっていてもそれなりに充実した生活を送ることができる。
こういう若者達は、上の世代からは「金を使わない、地味な若者」という、よくない印象を持たれている。若い世代は「だってエロゲの方が楽しいんだもの」とは言ってみるものの、年寄り世代に強烈に反論を食らわすには、やはりそのあたりの状況をきちっと印象的なタームにまとめてパラダイムの転換を図る必要がある。それが「引きこもりだけどリアルに充実している」=「ひきこもリア充」というわけ。
こうバシッと決めれば、マーケティングで「次のターゲットはひきこもリア充だ!」とか言えるし、女性誌は「ひきこもリア充の彼とのほほん関係が熱い!」みたいな特集が組める。「アラフォー」なんて20年後には年金もらってる世代を流行語大賞に出すより、20年後まさに日本を牽引する「ひきこもリア充」を流行語に出した方が絶対建設的で未来志向。
そして何より、「プチ引きこもりだから」といってネガティブな気持ちになっている青少年たちに、「自分達はひきこもリア充というニュータイプなんだ」という自己肯定感とポジティブ・シンキングを目覚めさせ、それと同時に、物分りの悪い中年に「まあそういう人もいるよね」と引きこもりさんたちを承認させる契機となりうるわけですよ。そして「ひきこもリア充」の誕生とともに社会全体がほんわかとした連帯で包まれ、日本は金融危機の荒波をふわふわと上から見下ろしつつ新天地へ進むのでした。
めでたしめでたし。*1
てかね、クリスマスイブに思いつくというのがね、もう何とも。